CD3、CDXの挑戦 1
はじめに(’03.7.13) 私とJKCの自家訓練をしてきたサリーは、訓練をはじめて2ヶ月目に訓練預託に出すことにしました。 自家訓練に行きずまった訳ではありませんが、ドッグショーに出陳してからというもの、サリーの能力を持て余した私にとって、抗しきれない流れのようなものに乗ってしまったような感じで、訓練預託を決めました。 そのことが良かったかどうか、いま結論の出るようなことではありませんが、6ヶ月の訓練預託を終えて帰ってきたサリーがここにいます。 預託期間中、サリーは自家訓練で目標としていたJKCのCD1、2とPDのPAH1を取得することができました。しかしこれは、プロの訓練士さんとサリーが取ったもので、私とサリーが取ったものではありません。 訓練の成果は、犬と指導手で勝ち取るものではないでしょうか。そういう意味で、私とサリーによる訓練成果を得るため、CD3、CDXの挑戦をすることにしました。どちらも訓練について知らなかった自家訓練と違って、こんどはサリーが先生です。 訓練預託でサリーはCDXの規定課目である20課目のうち、「前進」を除く19課目を練習してきました。 その他に、お手/くわえて歩く/寝ろ/ハウス/8の字股くぐり/遠隔伏臥からの停座/遠隔立止りからの停座/遠隔立止りからの伏臥/お回りの9課目も練習しています。 CD3、CDXの試験をパスするにはCDXまでの課目を練習したサリーを、指導手である私がどこまで引き出してやれるかに掛かっています。そして犬の訓練で言われる次の言葉を肝に銘じて、挑戦して行きたいと思います。 ・犬がその指導手を注目していたい犬にすることが訓練の基本 ・犬が幸せな気持ちになったとき指導手に服従する ****************************************************************** サリーの引取りの時、訓練士さんに注意された事項は次の通りでした。 脚足行進 集中が途切れないこと。少し他に気を取られることがある。チラチラ他を見ることがあるので、その際はしっかり集中させること。(少しきびしく、癖になってしまうため) 持来 (ボール、ダンベル、他どんなものでも)持ってきて落とすことがある。「マテ」や目の前で座らせて指示がでるまで、しっかりくわえさせること。 選別作業 確実な作業と、楽しく作業できるよう工夫すること。 一つ一つの作業において、80%→90%→100%と確実に、丁寧に、ゆっくりやること。 あまり長い時間やらないこと。毎日変化をつけること、同じことのくり返しは犬に先を読まれてしまう。 ほめること、厳しいこと、めりはりをつけること。 使うコマンド コマンドは下表のように統一することとしました。
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